アウトドアビジネス特化公認会計士、2022年の展望

皆様、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

前回、年末の記事「アウトドアビジネス特化公認会計士、独立開業6ヶ月の軌跡」では、
独立までの準備期間~開業準備期間~独立後現在において、
どのようなことを思い、学び、実践してきたか、についてお伝えしました。

今回は、年始にあたり、今後の展望及び2022年の抱負について書きます。

(1)やりたいこと・できること・儲かること

事業領域を決める際の考え方として、
「やりたいこと・できること・儲かること」
という考え方があります。

私も独立開業にあたり、コンセプトを考える中で、「やりたいこと・できること・儲かること」を考え続けてきました。

①できること

まず、

「できること」  → 会計・財務

公認会計士として18年の経験により、会計・財務の知識、
ベンチャー企業CFO2社の経験により、企業経営や財務・管理領域の実務、
等は顧客への価値提供に活かせるものと考えています。

②やりたいこと

次に、

「やりたいこと」 → アウトドアレジャーに貢献

中小・ベンチャー企業であれば業界を問わず誰に対しても価値を提供できるつもりですが、
その中でも、「誰に貢献したいか、喜ばせたいか」を自らに問うた時の答えは、「アウトドアビジネス中小・ベンチャー企業に貢献したい、喜んでいただきたい」

③儲かること

最後に、

「儲かること」 → ?

「儲かること」とはどんなことでしょう?

「儲かる」というのは、言い換えると「ニーズがある」ということでしょうか。
ニーズがあればビジネスのチャンスがある、と言えます。

その点では、中小・ベンチャー企業で財務関連のお困りごとは尽きないと思われます。
資金繰りに苦慮されている企業も多いでしょうし、順調に業績を伸ばしている企業については新たな展開としてM&AやIPOを検討されている企業もあるでしょう。
それらすべての企業に対して私はお役に立てると考えていますので、ニーズは多いと考えています。

④円の重なり

主な事業領域としては、

「やりたいこと」「できること」「儲かること」の重なり
に加えて、
「やりたいこと」「できること」の重なり
をやっていきたいと考えています。

つまり、儲かりにくいこと、すなわちニーズが少ない領域についても貢献していきたいという思いがあります。

アウトドアレジャー業界は、著しい成長を遂げている業界であったり大きなお金が動く業界とは必ずしも言えない面もあり、売上や利益を稼ぐという観点では他の業界に劣ると言えるかもしれません。
ただ私は「豊かな自然の中での非日常体験が人生を豊かにする」とアウトドアの価値を信じていることからアウトドアレジャーに貢献したい思いが強いため、儲けることの優先度は高くないと考えています。将来的に企業規模を大きくする道を歩む場合には売上・利益の優先度が高くなる可能性がありますが、現状は一人で地道に歩んでいる状況ですので。

(2)「できること」を増やす

顧客へ価値を提供するためには、メインである会計・財務領域の他に「できること」を増やすことが重要と考えます。
CFOという役割は、会計・財務に限定されず企業経営に関わるような広い範囲をカバーする役割であります。私もそれを経験してきたことにより相応の幅を持ち合わせているとは思うのですが、まだまだ企業経営のための幅広い知識と経験が不足していると感じます。
「ヒト」「モノ」「カネ」のうち「カネ」には強いですが、「ヒト」(人事)面や「モノ」(ビジネス)面でも自分が顧客に価値を提供できるようになりたいと考えます。

(3)質問コンサルティング

「できることを増やす」観点で、「質問」について学び、「質問コンサルティング」というサービスを新たに始めました。

質問に答えて頂くことで、自社の経営について考えが深まったり、社内での意見交換を活性化させる効果のあるものです。

質問家の河田真誠さんに教えを乞い、会得しました。

現在クライアント様にサービス提供しております。

「経営者向け質問サービス」(経営者向け|詳細はこちら
「質問会議ファシリテート」(スタッフ向け|詳細はこちら

質問をされると、人は自然と考えるのです。
そして、いい質問は、いい答えを引き出していきます。
また、質問をすることで、相手の行動を促すこともできます。
しかも、指示命令ではなく、自発的な行動になっていくのです。

すなわち、この質問サービスでの質問は、相手に考えてもらうために投げかけるものであり、相手のために行うものです。
公認会計士が行う監査は、聞くことが仕事ですので、私も質問することはよくやって来ました。
しかしながらそういった質問は、情報を得たいために自分のために質問する、というところが質問サービスの質問とは違うのです。

私自身、河田真誠さんの質問に触れて、質問というものの可能性に驚かされました。

是非多くの方に体験頂きたいです。

(4)アウトドアビジネス特化

株式会社SOTO CFO オフィスの2022年正月

株式会社SOTO CFO オフィスの2022年正月

①賛否

アウトドアビジネスに特化することにより仕事を頂くニーズは減少する、という認識はあります。

独立開業にあたり色々な方に報告や相談する際、「アウトドアビジネスに特化」することについて、中には否定的な意見をくださる方もいます。
アウトドアビジネスに特化していて、顧客はいるのか、間口を狭めないかとご心配頂きます。

特化していますので間口を狭めている点はその通りだと理解しています。

一方で、アウトドアビジネスを営む企業は一定数あります。
例えば上場企業でしたら、アウトドアビジネスを営む会社はこちらに挙げたような会社になります。
非上場の会社でも、成長企業から再生フェーズの会社まで、アウトドアビジネスを営む会社は日本全国に多くあります。

②周りからの関心・期待

先述「やりたいこと・できること・儲かること」のフレームワークに、
「求められていること」という観点をプラスして考えてみます。

自分は周りから何を求められ、期待されているのか。

その一つの材料として、私の発信する情報の何に反応されているのかを分析します。

独立開業後6ヶ月の間にブログ記事を17件アップしています。
これまでのブログ記事は、主に、
・CFO関連
・アウトドア関連
の記事をアップしています。

③Googleアナリティクスによる分析

Googleアナリティクスで、弊社ホームページのどのサイトがよく閲覧されているかという、表示回数を見るに、

第1位 : 2020年キャンプ業界動向とキャンプ場運営事業の売上戦略(アウトドア|19.0%)
第2位 : レジャー白書2021から見るアウトドアレジャーの展望(アウトドア|16.7%)
第6位 : 【事業再構築補助金】スキー場運営者の採択事例を分析(アウトドア|4.4%)
第8位 : アウトドアビジネス上場企業25社の財務情報まとめ(アウトドア|2.4%)
第10位 : ベンチャー企業CEOがCFOを選ぶ際の3つのポイント(CFO|1.8%)

と、上位10ページのうち、ブログ記事が5ページありますが、
そのうち1~4位がアウトドアカテゴリとなっています。

④サーチコンソールによる分析

続いて、サーチコンソールで検索ワードを分析したものが以下の通りです。
弊社ホームページのサイトがGoogle検索において何と検索された結果クリックされたかの、クリック数宇のランキングです。

こちらを見ても、弊社ホームページを訪れる方は、アウトドア関連の情報を得たくてGoogleを検索し、弊社ホームページに行きついた方が多いことが分かります。

⑤アウトドア専門家ニーズ

Googleアナリティクスとサーチコンソールからは、弊社のホームページは、アウトドア関連情報を得る目的でGoogle検索し、アウトドア関連のBLOGを閲覧して頂いている方が多いことが分かりました。

もちろんホームページ閲覧だけをもって私への関心・期待を図ることはできませんが、
アウトドアビジネスの専門家としての関心・期待が独立開業する前に想定していた以上に大きいと感じています。

 

(5)将来の展望

現在は独立開業して6ヶ月が経過したばかりであり、足元の事業がまだ安定できておりません。当面は足元の事業を安定させることに注力します。
自分の価値を顧客に伝え、サービスを提供し満足を頂く。その上で継続して選ばれる存在となる、ということを地道に進めてまいります。

短期的な考えと同時並行で、中期的に自分がどう進んでいくかについても考えます。

「CFO寄り」か、「アウトドアビジネス寄り」か

自分は、「会計・財務の専門家」でありCFOとして機能する公認会計士であり、
また先述したとおり「アウトドアビジネスの専門家」としての期待も感じています。

「個人で動く」か、「組織をつくる」か

現在は1人で事業を行っています。
今後も継続して1人で事業を成長させるのか、
組織をつくり、経営者として歩むのか、
どこかで分かれ道が来るかと想像しています。

CFO寄りを個人で        → 社外CFOを極める?
アウトドアビジネス寄りを個人で → アウトドアビジネスの専門家?
CFO寄りを組織で        → コンサルティング組織?
アウトドアビジネス寄りを組織で → アウトドアビジネス組織?

現時点では方向性は決まっていませんが、
継続的に楽しみながら悩みたいと考えています。

 

(6)プライベート面

プライベートでもアウトドアを楽しむ日々を送ってまいります。

a)キャンピングカー

現在、キャンピングカーを発注済納車待ちです。
軽キャンピングカーという、軽自動車ベースの小さいものです。
2020年12月に発注しました。当時から「納車まで1年かかる」と言われていたのですが(人気につき順番待ち)、それに加えて昨今のコロナ禍による自動車納期遅れ問題の影響を受け、現在さらに遅れているようです。もうそろそろ納車予定の連絡来るかな、と心待ちにしております。

b)スノーボード

キャンピングカーを納車したら、スノーボードを存分に楽しみたいです。
車中泊して朝一のファーストトラックを楽しめますね。

c)キャンプ

キャンプ場運営会社のCFOをしていた私ですが、実はキャンプ初心者なのです。
キャンピングカーを購入したら急いで上達いたします。
息子が小学生になったので一緒にキャンプするのも楽しみです。

d)ワーケーション

キャンピングカーを納車したら、車内でも仕事ができるので、色々なところへでかけ、仕事をしたりアウトドアを楽しんだりする、ワーケーションを実践したいです。

夢は膨らみます。
それらを許してくれる家族に感謝を忘れてはいけませんね。

 

(7)マンダラチャート

昨年は、大谷翔平選手のメジャーリーグでの活躍に、すこぶる感銘を受けました。

大谷選手が高校1年生から、目標達成のために実践していたという「マンダラチャート」。
その事実自体は以前から知っていたのですが、「ふーん、若いのにえらいねえ」と他人事で見ていた自分。

結局やるかやらないか、その行動力こそが成功を生むのだと考えます。
大谷選手のMVP獲得を受けて、自分もマンダラチャートでの目標設定をやってみる、と決めました。

今後の理想や目標を、短期的なものから中期的なものまで織り交ぜて作ってみました。

目に見えるところに貼って日々意識してまいります。

それぞれの内容の1つ1つについてこだわりをもって書き込んでいますが、語り始めると長くなりますので別の機会にいたします。

そとCFO公認会計士 村瀬功

そとCFO公認会計士 村瀬功

日本で唯一のアウトドアビジネスに特化した社外CFO

1980年富山県生まれ、広島県育ち。東京大学経済学部卒。公認会計士・認定事業再生士。経営革新等支援機関。
社内にCFOが居ない中小・ベンチャー企業に対して社外の立場からCFO機能を担う、日本で唯一のアウトドアビジネス専門の社外CFO。
「豊かな自然の中での非日常体験は人生を豊かにする」と価値を信じ、アウトドアビジネスの健全な発展に寄与することが自らの使命と感じている。

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